vol.1に引き続き今回は、スライド・ギターの名手を二人。
ライ・クーダーやデュアン・オールマン等、
超有名スライドプレイヤーは既に殿堂入りで除きます。
まずは、Sonny Landreth(サニー・ランドレス)
日本では知名度は低いですが、素晴らしい革新的スライダーです。
随分前に、CDをジャケ買いして、その独自性に驚いた。
彼が編み出した技は「ビハインド・ザ・スライド奏法」。
※通常は、スライド・バーとブリッジの間の弦を弾き、
音を出力するのだが、彼はスライド・バーとナットの間の
フレットも押弦して和音を出す。
実際にやってみたら、ほとんど音になりません。トホホな音だ。
サニーはこの技を駆使して、高速フレーズも弾き倒すのである。
クロスロード・フェス2007。
シンジラレナイ。
本当にギターが大好きなのであろう。
そしてご存知、Rory Gallagher(ロリー・ギャラガー)
アイルランド出身の侠気溢れるスライダー兄貴です。
オーソドックスなプレイスタイル、
観客を魅了するガッツ溢れる“魅せるプレイ”は、
まさにスター。アイルランドの英雄だ。
この映像、ステージとオーディエンスの境目が無くなり、
ロリーのエレキギターも正体不明。
スライド決めながら、アンプの上によじ登る、
ノリノリな若きロリーが堪能できます。
でもやっぱりロリーは、剥げたストラトだよな〜、
という、おませなアナタには「Cradle Rock」。
揺れ幅の大きいスライド・ソロが楽しめます。
そして、ロリーのヴォーカルも素晴らしい。
ミック・テイラーの後任ギタリストとして、
ローリング・ストーンズ入りが、
ほぼ決まりかけていたようです。
ロリー・ギャラガーが正式に加入していたら、
ロン・ウッドはフェイセズを続けていたのか?
謎が謎を呼ぶ、ザ・ロック界。
[2009-06-24 投稿]