ご存知の方がいるかどうか・・・「スクリューバンカーズ」。
最近、1977年の実況録音版がCD化されているのに驚いた。
当時は、バンカーズの新宿ロフト、旧渋谷屋根裏のライブテープはなかなかの貴重品で、
先輩やバンドメンバーから手に入れて擦切れるまで聴いて、弾いた。
ローリング・ストーンズ的なロックバンドなのだが、
彼らがカバーすると本当にびっくり。
最初はストーンズの海賊版だと聴かされて、暫く本気にしていた。
とにかく、サウンドもルックスもかっこ良くて憧れた。
バンカーズの母体は1975年にデビューした「ルージュ」。
ニューヨーク・ドールズ的ジャケットの1stアルバムは、加藤和彦氏プロデュース。
ストーンズ的R&Rと、コミカルな楽曲がミックスされた作品だった。
しかし、ヴォーカリストのドラッグ問題により、セカンドREC中に解散。
幻のセカンドアルバムは数年後、インディレーベルから限定発売された。
迷わず購入したが、この時点で既にバンカーズの楽曲が入っている。
バンカーズになってからは骨太のR&Rオンリーで、狂おしい程にかっこいい。
「逃げろ」「まっぴら」「うせろ」等、凄い楽曲だ。ぶっ飛んでる。
「ホンキートンク・ウィメン」「ブラウン・シュガー」は笑ってしまうほど激似。
後年、もちろん同じ事を悪友共に言ってやりました。
「このテープ、ストーンズの海賊版だぜ。聴いてみ。ぶっ飛ぶぜ。」
[2007-11-21 投稿]