何故か、昔から春先になるとギターが恋しくなります。
最近よく楽器屋に出向きますが、
今は本当に色々なギターがありますね。びっくりです。
有名メーカーの物から、職人が一人で製作している小さな工房まで、
知らなかったギターが沢山ありました。
古くから存在している有名メーカーのギターには憧れますし、
新しくチャレンジしている職人の技にも興味があります。
Jaypersのレコーディングでは、色々なギターを使用します。
古い物、新しい物。スティール弦、ガット弦。
カポタストも色々な所に付けて、ヴォイシングを試みます。
楽曲によっては、チューニングを変えたりします。
知人から3,000円で購入した無名の楽器も使用してます。
ちょっと粋な真空管に繋げば、「良い音してるね」と言われ、
気が付く人はいません。
ヴィンテージと云われるギターも所有してますが、
狂信的に崇拝している訳ではない。
もちろん、あの時代のサウンドで、ピッチも正確、肌触りも抜群。
歳食っているだけあって、出音はイヤらしく、艶っぽい。
しかし、ヴィンテージといえども中古楽器なので、
単に古くて、くたびれているだけの個体や、
チューニングがまるで駄目、音がショボ過ぎなヤツも見てきました。
・・・それより何より、値段が高い!エクシペンシブ!
近頃の価格設定では、全く手が出ません。
ビートルズも、ジミヘンも、当時のプレイヤー達はほとんど皆、
新しい楽器で、あの素晴らしい音を出していました。
数百年の楽器史の中では、エレキギターの歴史はほんの50〜60年です。
過去の伝統に縛られる事のない、自由な発想で、創造できる素敵な楽器です。
そんなところが、エレキ=ロックンロール、なのですな。
〈気になるエレキギター〉
フェイセスやストーンズの奏でる、
ロックンロールの魅力に取り憑かれた男が、
北欧の地で、一人で製作したギターを発見しました。
現在、日本には数本のみ輸入されているようです。
試奏する機会があり、2本弾きました。
素晴らしく大好きな音でした。硬質なブリティッシュトーン。
オープンチューニングでゲインアップしても、音が抜けます。
何より、無駄の無いシンプルなルックス。
歴史を創って行く、楽しみもあります。
しかし・・・エクスペンシブ!
[2008-02-26 投稿]