ゼマティスのギターを、初めて見たのはフェイセス。
もちろん本物ではなく雑誌で。
ロン・ウッド&ロニー・レーンが使用していた。
何だか随分と高級感があり、おもちゃっぽくもあり、
凄いなと思いながらも、子供には良く判らなかった。
なぜか浮世絵パンツ姿のロン。
このディスクフロントのコピー・モデルが、
当時のグレコから発売されていたが、凄くエクスペンシブ。
ゼマティスは、ロックンロール・ギタリスト以外、
使用しているのをあまり見かけた事がない。
アンペグのクリスタル・ギターも然り。
同時期に見た、キースのドクロ5弦ゼマティスも、
かなりインパクトがあった。
弦を1本外す、なんて賢いギタリストだ。
それがやけにクールに感じた。
もう2〜3本外したらどうか、とも思った。
なにしろ子供ですから。
そしてオープンチューニングを知った。
製作者のトニー・ゼマティス氏は、
既に引退しているようですが、
まだまだ貴重で高価なギターである。
最近ではグレコ製の安価版(でも高い)が出ているが、
結構良いのでは、と思います。
日本製なので造りは確かだろうし、
悪ノリして、本家には見当たらない、フライングVもある。
しかも2種類。いいぞグレコ。このお調子者。
でもこのグレコ・ゼマティス、ちょっと欲しい。
2008年初春。時代は変われど、
ゼマティスはロックンロール・ギターであれと願う。
[2008-01-08 投稿]